妊活の大敵冷え症には”吸い玉治療”

目次

あなたの冷え性はどんなタイプ?

一言に冷え性と言っても、実はさまざまなタイプが有り、

どこが冷えているかによって、ぞれぞれ原因も違い対処方法も変わっていきます。

まずはあなたは下記のどのタイプでしょうか?

1:体温自体が低い「全身型」

2:手足の先が冷える「四肢末端型」

3:上半身は熱く下半身だけ冷える「下半身型」

4:自覚症状はなく触ると冷たい「体感異常型」

5:内蔵が冷える「内蔵型」

冷え性は大きく分けるとこの5つのタイプに分かれます。

タイプによって違う冷え性の原因

1:体温自体が低い「全身型」

主に基礎代謝が低くなっていることで起きてくる冷え性です。

運動不足により筋肉量が少ないため、主には筋肉が発生する熱の量が少ない場合や代謝に必要な栄養素が足りていないことより起こります。過度のダイエットを過去に行ったことがある方や、痩せ型の方に多い傾向が有り基礎体温を測っても35度台だったり36度台前半の方が当てはまります。

2:手足の先が冷える「四肢末端型」

主にストレスなど体の過度の緊張から起きる冷え性です。

自律神経の交感神経の働きが優位になっていることで、毛細血管が縮小しており末端まで血液が行きずらい状態にないことにより起こり、肩こりや腰痛を併発していることが多く有ります。基礎体温自体は36度台後半でも手や足の先だけ冷たい方が当てはまります。

3:上半身は熱く下半身だけ冷える「下半身型」

主に水分代謝が悪く、足のむくみから起こる冷え性です。

デスクワークが多く座って過ごす時間が長かったり、トイレに行く回数が少ないことで摂取した水分量より排泄が少ない場合、また逆に摂取する水分量が少ないことでも起こります。基礎体温はそんなに低くなく36台後半あたりで手は温かいが、膝やくるぶし辺りを触ると冷たい方が当てはまります。

4:自覚症状はなく触ると冷たい「体感異常型」

主にストレスが原因で自律神経の調整がうまくいっていないことで起こる冷え性です。

考え事が多く、常に緊張状態が続いていることにより自律神経の働き自体が低下を起こしており、汗腺が閉じていないことにより必要以上に体熱を放出してしまい起こります。手の平や足の裏を触ると、いつも汗ばんでいる方が当てはまります。男性に多い傾向が有ります。

5:内蔵が冷える「内蔵型」

主に暴飲暴食や、冷たいものを飲んだり食べたりすることが原因で、内蔵が疲労を起こし機能が低下することで起こる冷え性です。ジュースやお酒を氷を入れて飲むことが多かったり、糖質の摂りすぎになっていると起こります。自覚はあまりなく、お腹や腰を触ってみると冷たい感じがする方が当てはまります。

妊活中に冷え性があるとどうなる?

妊活中の方が気をつけなけらばならないのは

1の全身型

2の四肢末端型

3の下半身型

5の内蔵型

上記の4つの冷え性のタイプの方は、特に改善する必要があります。

どれか一つだけが起きているということは考えずらく、複合的に起きていることが多くなります。

妊活中の方は、子宮温度が37度未満の状態ですと受精卵が出来ずらく

また折角受精卵が出来て着床しても流産をしやすくなってしまいます。

子供を産む際に、卵を育てる動物達を思い出してみてください。卵を温めずに放置したら、その卵は順調に育つでしょうか?

答えは知っての通り、卵は育たず中の赤ちゃんは誕生することが出来ませんよね。

では今度は大人の人間をイメージしてみましょう。

もしあなたが、36度台の温泉にずっと浸かっているとしたら?

寒くて温泉に入り続けることはできないのではないでしょうか??

赤ちゃんも一緒で、裸で羊水の中に10月10日にいるわけですから、

もしお母さんの体温が低かったら凍えてしまいますよね。

こういった理由から、37度以上の体温がないと赤ちゃんは授かりづらくなっています。

ここで間違えていけないのは、子宮や卵巣などの体温の37度台という事です。

腋窩や口腔の温度と体内の温度は0.2度ほど差が有りますので、36.8度あれば大丈夫です。

しかし36.8度以上じゃないと妊娠しないというわけではありませんし、それ以上あれば大丈夫というわけではありません。前述した2〜5の冷え性のタイプの場合は、様々な体の調整機能のエラーが起きている状態なので、基礎体温は高くても子宮や卵巣の温度は低くなっていることも考えられるのです。

冷え性の改善をするためには?

冷え性のタイプによってそれぞれ理由が違うので、改善方法も変わります。

タイプ別によって説明いたします。

1:全身型の冷え性

主に基礎代謝が低くなっているので、まずは栄養素をしっかりと摂りましょう。

タンパク質不足が現代人は深刻ですのでしっかりと摂っていただき、その中でもまずは「水分」をしっかり摂りましょう。

冷えているのに水分?と思われるかもしれませんが、体の70%は水です。

体を作る構成材料が足りていなければ栄養を取っても

栄養素がしっかりと働く事ができませんので、まずは水分をしっかりと取る必要が有ります。

合わせて15分以上の散歩、または軽度の負荷でもよいので

筋トレを日常生活に取り入れてください。

2:四肢末端型

主にストレスが溜まっている状態なので、心と頭のリフレッシュの時間をしっかりと作りましょう。

呼吸が浅くなっている事も多いので、瞑想やヨガなどを日常生活に取り入れ、深い呼吸をする時間を作ってください。

肩甲骨を動かしたり、股関節を大きく動かすことを意識していただくとより良いです。

3:下半身型

主にむくみが原因となっているので、まずはトイレにこまめに行く習慣をつけましょう。

トイレの回数が少ない方は水分が足りていないことも多いです。

また水分の摂りすぎで、体液のバランスが崩れておりミネラル不足になっている場合も有ります。

岩塩や海藻類などを食事の際に増やしましょう。

足首や股関節の関節をあまり使っていないことも原因となるので、しっかりと下半身の関節を運動させてください。

4:体感異常型

主に自律神経の働きの機能低下が原因となっているので、肩甲骨を動かし姿勢を正し骨盤を整えましょう。

日々深い呼吸を意識し、テレビやSNSなどからネガティブな情報が入ってこない様に心掛け頭を休めてください。

5:内蔵型

主に暴飲暴食が原因なので、まずは一日に食べる総量を減らし胃腸を休める時間を作ることを意識しましょう。

冷たいジュースや冷えたビールを飲む回数を減らし、アイスクリームなどの冷たいものや甘いものを食べる習慣の見直しをしてください。

上記の5つのポイントを普段から意識していても

なかなか冷えが改善に向かって行かない。

そんな場合は、体の状態がかなり落ちている状態です。

冷えの改善にも様々なアプローチ方法がありますので

専門家に相談してみましょう。

他にはどんなアプローチ方法があるの?

栄養をしっかり摂ったり、運動をしたりしても冷えが改善していかない場合は

自律神経の働きが低下してしまっています。

そういった場合に、有効なのが東洋医学です。

病院やクリニックなどで、冷えに対する改善方法を相談してみると

やはり栄養面や運動面のアドバイスをされることが多いと思います。

漢方を勧められることも増えてきました。

漢方も東洋医学の考え方を元に処方されます。

東洋医学というと中国の考え方と一般的には認識されていることが多いのですが、

実はそうではありません。

中国の医学の考え方は中医学と言います。

東洋というのは私たちが住む日本のことを指し、

東洋医学とは一万年以上前から存在が確認されている

「日本古来の伝統的な医学」なのです。

東洋医学は、症状に重点をおく西洋医学とは違い

心と体の〝調和〟と、全身の体のバランスを重要視します。

気や血の流れを整え、自律神経の働きを整えるのに

とても有効な手段となります。

その中の「漢方」や「鍼灸」

といったアプローチがあり、

漢方は内側から

鍼灸は外側から

この様に両方の特性を活かし、古くから冷えの改善に用いられ

たくさんの冷えの改善例が報告されています。

また吸い玉(カッピング)を組み合わせることによって

漢方や鍼灸治療の効果が高まります。

吸い玉ってどんなもの?

王族や時の権力者が吸い玉治療を受けていた文献も残っており、

古くは紀元前から存在したいたことが確認されている伝統的な治療法です。

現代でもレディ・ガガさんやジャスティン・ビーバーさんなど

海外セレブの方々がSNSで吸い玉治療を受けている写真を投稿されていたり

日本でも菜々緒さんなどの女優さんやモデルさんが

吸い玉治療を受けている写真なども数多く見受けられます。

また昨年開催された東京オリンピックでも、

吸い玉治療の跡がついたアスリートの方々がいらっしゃり

ツイッターやInstagramなどで話題を呼びました。

吸い玉治療がどんなものなのか、

また詳しく解説をしている動画を下のYouTubeにてご紹介しています。

【吸い玉 愛知】冷え性、肩こりは妊活に大敵!赤ちゃんが授かれなくて悩んでいる方には吸い玉!

まとめ

冷え性は様々なタイプが有り、栄養素の不足、運動の不足、酸素の不足、休息の不足、内蔵の休憩の不足が原因となっていますが、そこからくる姿勢の悪化による肩や背中、腰の張りなどが起きてきます。

そうなることによって、気や血流が下半身まで行き届かず子宮や卵巣が冷えています。

また逆に、肩や背中、腰の気や血の流れが滞っていることで、生活習慣を整えても冷え性が改善していかないということもありますので、そういった場合の改善に適しているのが吸い玉治療や鍼灸治療です。

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この記事を書いた人

鍼灸師と柔道整復師の二つの国家資格を持ち、再生医療の会社で役員をしながら細胞の老化と若返りについての研究をしてきました。

その時の知識と経験を活かし、現在は妊活や更年期などの女性ならではの悩みに特化した治療院を愛知県の津島市で経営しています。

YouTubeチャンネル〝アグーテの瞬速妊活大学〟〝中年のための若返り研究所〟で山田キョージュとして活動中。

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